音声入力でAIを使って看護記録の効率化をしよう

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患者さんと向き合う時間を確保したい!

看護師のツヨシです!地方の総合病院の急性期病棟で勤務してました。

看護師の業務は多岐にわたり、日々少しでも時短できないかと感じている方は多いと思います。
特に他職種カンファレンスや退院支援の記録は時間がかかる業務の一つです。

業務効率化の鍵を握るツールとしてAIに期待しています!
AIで音声を拾って自動化したり、文書作成を補助したりできれば記録に追われる負担を減らすことが可能です。AIを活用し、業務の一部に取り入れ看護師の本来の役割である患者様と向き合う時間を確保する方法を探っていきましょう。

単語を音声入力することでAIに文章の下書きをしてもらう

限られた業務時間の中で記録の入力のためにキーボードを叩いているときにナースコールが鳴り、急遽対応しないといけない、そんな状況は良くあると思います。

例えばキーボードを叩くのではなく、ナースステーションでAIツールを立ち上げ、患者様の情報を端的に話すだけで、記録が作成されるとしたらどうでしょうか。

記録時間は大幅に短縮出来ることが想定でき、その分他の業務に時間を割けるでしょう。以下は実際にAIツールを使った際の出力結果です。

ChatGPTに日本語で指示してみる

上記のように端的にまとめることはもちろん、報告書の形式でもまとめられます。
過去のファイルを読み込ませるなどして、職場で使っているフォーマットに合わせた作成が出来ます!

日本語プロンプトのコツ

AIがどのようなフォーマットを知っているかを確認し、場合により過去のファイルを読み込ませるなどし、良い結果を生成できるよう導いてあげましょう。

例えば「病院における他職種カンファレンス向けの資料」、「医療現場におけるSOAP形式で内容を整理して」など、シチュエーションやユースケースを教えてあげると回答の精度が上がります。
みなさんからすれば「カンファレンスはカンファレンス」、「SOAPはSOAP」でしょうが、他の業界でも同じような用語を使ってるかも知れません。そのため、病院や医療現場というキーワードを入れることで、医療業界のハナシに限定することができます。

カンファレンスでもAIの活用を

カンファレンスでは、患者様を深く知り他職種で情報共有することが重要ですが、聞く・伝える・記録するを同時に行うことで、情報の抜けや記録への偏りが起こりやすいです。単語メモから記録を後でまとめる方法も、業務効率を下げてしまいます。

日々の忙しい業務の中で、記録に追われて大事な情報を逃してしまったという経験は、多くのスタッフが感じている共通の悩みではないでしょうか。

単語でメモした内容をAIに伝え、AIが整理・要約したものを修正して記録とすることで、簡潔で正確な共有記録が完成します。この仕組みを取り入れれば、カンファレンス中に記録に追われる負担から解放され、患者さんの理解や多職種連携により集中できるようになるはずです。特に、退院支援や多職種が関わるカンファレンスなど、正確かつ効率的な情報整理が求められる場面で効果が発揮されることでしょう。

単語入力+AI要約を試し、業務効率化と情報共有の質向上を実感してみるのはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

急性期病棟で働いていました!
このサイトではこれまでの医療現場で培った知識と経験を活かし、みなさんのためになる記事を書きたいと思います!

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